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登録販売者試験 どんな感じだったか 前編 |
どうも!お久しぶりであります。 前回の更新から約3ヶ月も放置してしまいました、すいません( ;∀;)
理由はただ一つ!国内旅行業務取扱管理者試験が終えて、またもや資格試験へ向けた勉強をしておりました。
それは現在の仕事にはまったく関係の無い登録販売者という資格なのです。
登録販売者とは、平成21年(2009)に誕生した比較的新しい資格で、ドラッグストアーやスーパーなどのお店で風邪薬や胃薬などの一般用医薬品を販売するのに必要な国家資格です。 ただし、登録販売者は全ての薬が取り扱える事は出来なくて、第二類医薬品・第三類医薬品の一般用医薬品に限ります。 第一類医薬品になると薬剤師しか取り扱えません。 それでも。一般用医薬品でも第2類と第3類が9割以上占めていると言われていますから、薬を取り扱っている店舗ではこの登録販売者の資格を有している人材が必要なわけです。 この登録販売者の資格を持っていると優遇して雇ってもらえ、パートさんでも時給アップにつながるんです!
これは、日田駅前に建設中のドラッグストアーに掲示された求人案内です。 医薬品登録販売者募集!!の文字が目に留まりますね~しかも時給アップ!!
受験資格ですが、学歴、年齢、実務経験は不問なので誰でも受験できます。 昔は実務経験や高卒以上の学歴等のハードルがあったようですが、平成27年(2015)4月1日に改正されています。 その代わりに、直近5年間のうち登録販売者としての実働実績が2年以上経ってやっと本物の登録販売者となれるのです。 それまでは名札に「見習い中」とか「研修中」とか書かれます。つまりヒヨコ扱いって事です。
国家資格となってるんですが、試験自体は「都道府県が試験を行う国家資格」という変なシステム。 試験は「厚生労働省令で定めるところにより行う試験」を「都道府県知事」が管理しているのです。 なんで試験は全国統一の日程ではなく、しかも試験内容も違うのです。 全国を北海道・東北ブロック、関東・甲信越ブロック、首都圏ブロック、東海・北陸ブロック、近畿ブロック、奈良県、大阪府、中国ブロック、四国ブロック、九州・沖縄ブロックと10のブロックに分かれて試験が行われ、ブロック毎に違う試験問題で行われます。 その為かどうかわかりませんが、合格率がブロックによって違うんです。 しかも受験料も13,000円から18,100円と違うんです!!これっていいのかなぁ、、、 大分を含む九州・沖縄ブロックは13,000円です。 問題数は統一の120問、合格基準は満点の7割以上正解というのは全国どこでも同じ。 試験は5つの章に分かれてます。
第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問) 第2章:人体の働きと医薬品(20問) 第3章:主な医薬品とその作用(40問) 第4章:薬事関係法規・制度(20問) 第5章:医薬品の適正使用・安全対策(20問)
配点が1問1点ですから満点が120点、合格ラインが84点以上となりますが、各章で3.5~4割以上の点数が必要という条件があるのです。 で、この各章の最低ラインが3.5~4割以上ってことでこれも地域によって違うんですよ!まったく! 大分県は3.5割以上で少しは安心か~。 ちなみに、2017年度に開催された試験で一番合格率が高いのが北海道・東北ブロックの59.5%。 一番低いのが中国ブロックの29.9%と約30ポイントも違うのです! ちなみに前回の平成29年度(2017)の九州・沖縄ブロックの合格率は32.6%、大分県は34.8%という事です。
試験日程がブロック毎に違うし、年に1度しか試験が行われないので住んでいる近隣のブロックで受験する方も多く、1年に2~3回受ける方も多いようです。 資格は全国どこで受験し合格しても全国で通用しますので、心配ありません。 私の住む大分県日田市だと、一番近い他のブロックは中国地方の山口県となりますから、掛け持ち受験も可能ですね。
受験申し込みは書類を都道府県のホームページからダウンロードして用意できます。 が、書類の提出が郵送ではダメで大分県福祉保健部か各地の保健所に持ち込まなくてはいけないのです。 どうにかならんのかなぁ~これって。大分県だけかいな? 県外在住者は郵送で大丈夫なようです。そりゃそうだ!郵送が可能なら県内在住者も可能にしてよ~ 試験は午前の部(10:30~12:30)と午後の部(14:00~16:00)と2部構成。 お昼休みがあるけど長いよ!( ;∀;) 午前と午後での問題の構成も各ブロックで違いがあるようです。 大分県では午前の部で第1章、第2章、第5章の3項目60問、午前の部が第3章と第4章の2項目60問となっています。
私が勉強を開始したのが平成30年9月2日に行われた国内旅行業務取扱管理者試験を終えてから。 登録販売者試験が平成30年12月9日でしたから約3か月間勉強した事になりますが、実際は2ヶ月少々位です。
書店で1冊テキストを購入して約1ヶ月かけて何度か読み返しました。 勉強開始1日目の感想が「こりゃ~大変だ。暗記する事が大量で旅行業より難しい…ヤバいな」でした。 約3ヶ月で合格できるのかよ( ;∀;) 2ヶ月目はコレマタ書店で購入した過去問が分野別に集めれれている問題集を購入してゆっくりとしたペースで約1ヶ月勉強。 ひと通り解いた感想は第2章と第3章が点が取れない。特に第3章は話にならないレベル。 薬や漢方薬の名称や特徴を暗記しなくてはならないのです。 これが最大のネックとなりました。 第3章の問題を連続して2回解いてみても、マッタク点数が上がらないのです(´・ω・`)
よって合格ライン突破の為に作戦を考えました! 本来ならば、まんべんなく各章の正解率を70%以上にするのがベストですが、過去問をした感想だとそれは不可能とみました。 そこで苦戦するであろう第3章は捨てて50%は正解できるレベルを目指し20点を確保。 その他の4項目を正解率80%を目指して16点を確保し16点×4項目=合計64点をとる事に。 すると20点+64点=84点 すると丁度合格ラインの正解率70をギリギリ確保する事ができるのです! 資格試験は合格ラインを1点でもオーバーすりゃいいのよ(*´з`)
ネットで大分県の過去問を探して4年分を印刷。 これは無料で入手できますから便利な世の中になりました! 軽い気持ちで平成27年度の問題を2日かけてチャレンジしてみると合格ラインを10点下回る74点でした。 最初のチャレンジとしたはマアマアかな。 項目別だと第1章=17点、第2章=13点、第5章=11点、第3章=18点、第4章=15点という内容。 第3章は目標の20点に近い点数を確保。目標を大きく下回ったのが第2章と第5章という結果。 午前の部は41点と比較的点数がとれましたが、午後の部は33点とからっきし(涙) 午前の部で点数を稼げないと苦しいという事が明確に。 そこで目標点を取れなかった部門の過去問を消化し1年分の過去問を繰り返す、という事を残り1ヶ月続ける事にしました。 本番まで残り1週間を迎え、3年分の過去問をさらに1回づつ行う事にしました。 本番4日前にマッタク見ていなかったH26年の過去問を模擬試験代わりにしてみると76点しかとれませんでした。 それまでの過去問では87~90点取れる様になっていたのでショック! 翌日にもう一度H26年のテストをすると91点をとれました。合格圏内の点数だけど正解率は75%かぁ、、、 気になっている事がズ~と私の頭の中にあったのです。 国内旅行業の際に過去問での正解率にその正解率を乗じた率でしか本試験では正解しないとの法則を勝手に言ってました。 そう、過去問91点の実力だと本番は91点の75%という事で約69点しかとれないって事になって15点も合格点に不足してるんです! 過去問だとせめて100点は欲しかったところ、、、ほんとスカスカの知識で試験本番に望む事になったのです。
今回はココまで!
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